
映画の世界では、多くの場合“主人公”が物語を導きます。しかし、登場人物すべてに等しい重みがあり、誰が主役かを観客自身が決められる映画も存在します。そうした作品は「群像劇」と呼ばれ、それぞれの視点が織りなす人間模様や関係性の変化が大きな魅力です。今回は、特定の主人公を立てず、全員が物語の主役として描かれる邦画を5本厳選。静かな日常の裏側に潜む緊張感から、多視点で展開するサスペンス、都市の喧騒を背景にした青春、業界の裏側を描いたコメディ、そして日本映画史に残る名作まで、バラエティ豊かな群像劇をご紹介します。
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