【配信限定】日本未公開の海外映画5選

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Causeway

その道の向こうに
その道の向こうに(2022)

監督
ライラ・ニュージェバウアー。舞台演出家として高い評価を得た後、テレビシリーズの演出でキャリアを広げ、本作で長編映画デビューを果たしました。彼女の演出は派手さを排し、人物の内面を丁寧に描き出すことで知られています。本作でも、過剰な説明を避け、視線や間、静かな空気感の中に感情を込めるスタイルが際立っています。

主要キャスト
ジェニファー・ローレンス(リンジー役)、ブライアン・タイリー・ヘンリー(ジェームズ役)。ローレンスは『ハンガー・ゲーム』や『世界にひとつのプレイブック』で知られる実力派で、本作では過剰な演技を抑えた繊細な表現が光ります。ヘンリーは本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、観客の心に深く残る温かな存在感を放ちました。

見どころ
アフガニスタンでの勤務中に脳損傷を負い、ニューオーリンズに戻ってきた元兵士リンジーが、心の傷を抱える地元の男性ジェームズと出会い、互いの孤独と向き合っていく物語です。戦争のトラウマだけでなく、家庭環境や過去の罪が絡み合い、二人の間に生まれる静かな絆が観る者を引き込みます。派手な事件や大きな展開はなく、あくまで日常の中に潜む感情のうねりを丁寧に描く点が特徴です。

あらすじ
軍務中の事故で負傷し、リハビリを終えて帰郷したリンジーは、実家に戻るも母親との関係は冷え切っています。水道修理の依頼で出会ったジェームズは、車の事故で家族を失った過去を持ち、彼自身も心に深い傷を抱えていました。二人は何気ない会話や一緒に過ごす時間を通して心を通わせますが、やがてそれぞれの抱える痛みと向き合わざるを得ない瞬間が訪れます。

レビュー
「静かながらも力強い」「ジェニファー・ローレンスのキャリア最高の演技のひとつ」と評され、特にヘンリーとの化学反応は高く評価されました。戦争映画でも恋愛映画でもなく、孤独と癒しの物語として新鮮な印象を与える一本です。

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