【無名時代の輝き】大スターが意外な脇役で出演していた洋画5選

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今やハリウッドを代表する大スターにも、無名時代がありました。まだ観客に名前も顔も知られていなかった頃、脇役や端役としてスクリーンに登場し、その後の飛躍につながるきっかけを掴んだ作品があります。今回は、世界的に有名な俳優たちがブレイク前に出演していた洋画を5本厳選。若々しい表情や初々しい演技、そして役者としての原点を垣間見ることができます。物語そのものを楽しむのはもちろん、「この一瞬が後のスターを生んだのかもしれない」という発見も味わえるラインナップです。映画ファンならずとも、俳優の成長を感じながら観る楽しさをぜひ堪能してください。 <!–nextpage–>

クリッター3(1991)

主要キャスト
レオナルド・ディカプリオ、ドン・オパー、ジョン・カルヴィン

見どころとテーマ
B級モンスター映画シリーズ『クリッター』の第3弾。舞台はロサンゼルスの古いアパートで、そこに潜り込んだ小型エイリアン「クリッター」と住人たちの攻防が描かれます。本作はレオナルド・ディカプリオの映画デビュー作として知られ、当時17歳の彼がごく普通の少年役を演じています。まだ無名の頃のあどけなさや初々しさが画面に残っており、ファンにとっては貴重な一作です。低予算ながらも特撮やクリーチャーデザインに工夫があり、シリーズ特有のユーモラスでややおどけたホラー演出も健在。テーマは「閉ざされた空間でのサバイバル」と「家族と共同体の結束」です。

あらすじ(ネタバレなし)
田舎町での騒動を終えたクリッターたちは、こっそりとロサンゼルスのアパートに侵入。古びた建物の中で、住人たちは次々と奇妙な現象に遭遇します。高校生のジョシュ(ディカプリオ)は、義理の父と共にこのアパートにやってきたばかり。やがて小さな毛玉状のエイリアンが人々を襲い始め、アパート全体が恐怖と混乱に包まれます。ジョシュたちは脱出を試みながら、クリッターとの対決を余儀なくされます。

レビュー
『クリッター3』は、シリーズの中でも特に閉塞感の強い舞台設定が印象的です。アパートという限られた空間の中で、階段や廊下、屋上といった狭いロケーションを駆使し、低予算ながらテンポよく物語を展開します。若き日のディカプリオは、まだ演技経験が浅く、時折ぎこちなさも見えますが、その素朴な雰囲気が逆にリアルなティーン像を作り出しています。観客は彼の後の華やかなキャリアを知っているだけに、この無名時代の姿には新鮮な魅力を感じるはずです。
監督のクリスティン・ピーターソンは、ホラーとコメディのバランスを重視し、クリッターの愛嬌ある造形や小悪魔的な行動をコミカルに描写します。シリーズファンにとってはおなじみの「食欲旺盛で破壊的だが、どこか憎めない」キャラクター像が健在です。さらに、建物内部の狭さを利用したカメラワークが緊迫感を高め、クライマックスでは物理的な閉塞感が心理的圧迫感に直結します。
本作はディカプリオのファンなら押さえておきたい一本であり、B級ホラーとしての楽しさと、後の大スターの初々しい演技を同時に堪能できる貴重な存在です。

配信中のサブスク
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予告動画

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