【最後が最高】観終わってスカッとする爽快邦画5選|衝撃の逆転&どんでん返し

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コンフィデンスマンJP ロマンス編

コンフィデンスマンJP ロマンス編
コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019)

監督:田中亮

主要キャスト:長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、竹内結子、三浦春馬

見どころ
テレビドラマとして人気を博した『コンフィデンスマンJP』の劇場版第1作。舞台は華やかな香港。天才詐欺師・ダー子(長澤まさみ)が率いる詐欺チームが、香港マフィアの女帝ラン・リウ(竹内結子)の持つ伝説の宝石「パープルダイヤ」を狙います。見どころは、二転三転どころか四転五転するストーリー展開。観客の予想を軽々と飛び越える仕掛けが随所に用意され、信用できる登場人物が一人もいないというスリルが最後まで続きます。
加えて、香港ロケによる豪華な映像美も魅力のひとつ。ビクトリア・ハーバーの夜景、煌びやかなホテルの内部、そして路地裏の雑踏まで、物語の舞台がまるでひとつの巨大な“舞台装置”のように機能しています。登場人物のファッションや小道具もスタイリッシュで、単なる詐欺劇を超えたエンターテインメント性が味わえます。

あらすじ
ラン・リウが持つ「パープルダイヤ」は、数十億円の価値を持つとされる幻の宝石。ダー子は相棒のボクちゃん(東出昌大)、ベテラン詐欺師のリチャード(小日向文世)と共に香港に飛び、宝石を手に入れる計画を立てます。しかし、そこに旧知の詐欺師ジェシー(三浦春馬)が現れ、思惑が複雑に絡み合っていきます。
物語は、ダー子たちの計画とラン・リウ側の防御が互いに先読みし合う頭脳戦へと発展。観客は次第に「誰が本当に騙されているのか」すら分からなくなります。そして終盤、ダー子が窮地に立たされ、全てが失敗したかに見える瞬間——ラストの一手で全てが逆転。序盤から散りばめられていた伏線が一気に回収され、観客は“まんまとやられた”という爽快な敗北感を味わうことになります。

レビュー
本作の魅力は、単なるトリックや意外性だけでなく、その逆転の瞬間に観客が感じる爽快感の質にあります。ダー子は一見突拍子もない行動を取るように見えて、すべて計算ずく。その計画性が明らかになった瞬間、観客は物語全体を新しい視点で見直すことになります。
さらに、人間関係の機微も見逃せません。ダー子、ボクちゃん、リチャードの間にある絶妙な信頼と裏切りのバランス。敵であるラン・リウとの心理戦。ジェシーとの過去と現在が交差する緊張感。こうした人物間の駆け引きが、単なる“謎解き”以上の深みを与えています。
また、コメディ的なやり取りとシリアスな展開が絶妙に混ざり合っているのもポイント。観客は笑いながらも油断できず、最後の逆転で心地よい驚きを得るのです。どんでん返し映画としての完成度と、シリーズとしての魅力の両方を兼ね備えた作品と言えるでしょう。

配信中サブスク:Amazonプライムビデオ、Netflix、U-NEXT ほか

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