【伏線回収が神】2回観たくなる邦画5選

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鍵泥棒のメソッド
鍵泥棒のメソッド(2012)

  1. 映画タイトル(公開年)
    鍵泥棒のメソッド(2012)
  2. 主要キャスト
    堺雅人、香川照之、広末涼子
  3. 見どころとテーマ
    内田けんじ監督が手掛けたコメディ仕立てのサスペンスで、アイデンティティと人生の選択をテーマにしています。運命的な偶然から、全く異なる人生を歩んでいた二人の男の生活が入れ替わる――という王道の入れ替わり設定をベースに、軽妙なユーモアと緻密なプロットが織り込まれています。全編を通して巧みに伏線が配置され、笑いながらも最後には驚きと納得が同時に訪れる構造。登場人物の人間味や、想定外の展開が何度観ても飽きさせません。
  4. あらすじ(ネタバレなし)
    売れない役者の桜井は、ひょんなことから銭湯で転倒した男・近藤のロッカーキーを拾ってしまいます。好奇心と下心からその鍵を使い、近藤の持ち物や身分を奪ってしまう桜井。しかし近藤は実は凄腕の殺し屋で、記憶喪失になってしまっていました。一方、真面目で堅実な女性編集長・香苗も、ある取材をきっかけに二人の騒動に巻き込まれていきます。やがて3人の運命が交錯し、意外な方向へと物語は転がっていきます。
  5. レビュー
    本作は、コメディとサスペンスのバランスが絶妙で、複雑なプロットながらも観客を置き去りにしない脚本力が光ります。堺雅人は、情けなさと小賢しさを併せ持つダメ男を軽妙に演じ、物語後半では思わぬ成長を見せてくれます。香川照之は、冷酷な殺し屋の顔と記憶喪失による無垢な一面を自在に切り替え、キャラクターに奥行きを与えています。広末涼子の演じる香苗は、物語の中で冷静さと情熱を併せ持ち、二人の男性を引っ張る存在として魅力的です。伏線の回収は、些細な会話や小道具の位置、行動の背景など、丁寧に仕込まれており、2回目の鑑賞では「あのシーンはこう繋がっていたのか」と何度も発見があります。内田監督の脚本は無駄がなく、笑いの中にも人生の選択や自己肯定といった深いテーマを潜ませています。ラストに向けての畳み掛けは爽快感があり、観終わった後には温かい余韻が残ります。
  6. 配信中のサブスク
    U-NEXT、Amazon Prime
  7. 予告動画

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